村野藤吾研究会/村野藤吾・人と建築
私にとっての村野藤吾建築家菊竹清訓 
 
会長近影
菊竹清訓 (きくたけ きよのり)
建築家・工学博士
1928年福岡県生まれ,早稲田大学卒業

菊竹清訓建築設計事務所代表,日本建築士会連合会名誉会長
「2005年日本国際博覧会」総合プロデューサー
AIA特別名誉会員,国際建築アカデミー理事,フランス建築アカデミー会員,等

主な作品として
スカイハウス,出雲大社庁の舎,東京都江戸東京博物館,北九州メディアドーム,九州国立博物館 (仮称) 等

主な著書として
「代謝建築論」(彰国社),「建築のこころ」(井上書院),「日本型建築の歴史と未来像」(学生社), 他多数

 日本の建築家を代表するのは、村野先生をおいてないと思う。その理由は、作品が日本の文化のすべてを語っており、欧米の現代建築と比較して、際立って圧倒的な存在感をもっているからである。

 それがどこからくるのか。全く不思議で、これを現代和風といえば、村野先生は恐らく即座に否定されることだろう。だから、村野風とか村野調といわれてきているが、この素晴らしさが、世界に正当に評価されるには、時間がかかり、恐らくその評価は分裂して統合が甚だ難しいように思う。

 それは、重層する文化の蓄積についての評価が、欧米日いずれも同じになりそうだからである。ただそこに、一筋の道が見えるかどうか。道があるはずだと思うがどうか。社会が建築家を必要とするかどうか。それらが分かれ道となりそうである。

 私はシンポジウムで、村野道を探り考えてみたい。その中で日本文化について考えてみたい。


菊竹清訓サイン